キース・エマーソン Forever

元エマーソン、レイク&パーマー(ELP)のキーボーディスト、キース・エマーソンが銃で自殺というショッキングなニュースが飛び込んできました。来月の日本公演を最後に引退予定であったそうで残念でなりません。右手の指二本が神経障害で思うように動かず満足な演奏ができないかもと悩んでいたそうですが、うつ病もあり最悪の結果となってしまいました。

 ELP1970年にデビュー、ビートルズ解散の失意の中に一条の光が差した気がしたものです。前回の東京公演に行きましたが、ピアノは打楽器に分類されるとは言え、指の骨は大丈夫なの?と心配になるほどパーカッシブで情熱的な演奏でした。シンセサイザーの特性を活かした無垢な音の広がり、バッハやバルトークをモチーフにしたピアノ、そして熱く疾走するオルガン!どれもロックキーボードプレイのベストです。ダイナミックかつ繊細な音楽を残された音源(お奨めアルバムは「トリロジー」「恐怖の頭脳改革」「Works」など)、リアルで充実感ある真空管アンプでこれからも観賞しましょう。RIP

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