先日、埼玉県にお住まいのK様のお宅にお邪魔し、ご愛用いただいているASC-845Jの音を聴かせて頂きました。これ以外にも国内外有名メーカーの真空管、トランジスタアンプも数多く所有され、またオーディオ観賞用の個室で結構大きな音でも楽しまれているご様子でした。メインスピーカーにはJBLのD130(38cm)をご自作のエンクロージャーに収納され、さらに上部にJBLのドライバーホーンを設置されていらっしゃり本機との相性も良く迫力ある音が聴けました。また当日はオーディオ好きのお仲間お二人も急遽来訪され、楽しいオーディオ談義で時間を忘れ4時間近くお邪魔させて頂きました。
伺う前に現在の音はいかがでしょうか?と電話で伺った際には、良い音なのだが強いていうと高音域がやや硬いかなとのことでした。本機の845真空管は高音域も輝きがありますが、組み合わせる機器や電源の取り回しなどによっても影響を受けます。JBLユニットは能率も反応も良いのでシステムとしての仕上げには微調整が必要です。電源には普通のスイッチ付のタップを使用されていらっしゃいましたが、できればオーディオ用のタップをお奨めしてまいりました。音圧や全体のエネルギーバランスが改善されると思います。またK様はプリアンプを介さずにCDプレイヤーから本機に直接接続されていらっしゃいました。当方の試聴システムもそうしていて、この方が信号の鮮度が失われず新鮮な音になりますが、高域がきつく感じられる場合があります。ピンケーブルの選択によっても調整できますが、丁度持参したバッファーアンプSD-CD3を試しに併用したところ高音の硬さがとれ音に広がりも増して気に入っていただけました。今後は皆さんで当方にもご試聴に来て頂けるとのこと、楽しみにしております。おいしい千万石も御馳走になりありがとうございました。
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