9/19(月)に水戸芸術館でのオルガンのミニコンサートに行ってきました。エントランスホールに設置されたパイプオルガンは日本人により作られ国内最大級だそうです。
演目はJ.S.バッハの幻想曲ト長調BWV572他の3曲で約30分間。演奏者は内海彩花さん。大きなオルガンで演奏者は2階ですので手元は見えませんが短時間ながら見事な演奏を披露していただけました。特に3曲目のヴィドール:オルガン交響曲第6番第一楽章アレグロは初めて聴く曲でしたがオルガンの幅広い音域、すなわち荘厳な重低音から煌びやかな高音まで多彩な音色でフルオーケストラに匹敵する効果が感じられ堪能しました。後半の低音部の音階ではあんなにフットペダルを駆使しているとは見てみないと分からない部分です。それと生の音量を確認できてオーディオ再生時のリファレンスになりました。
昔にドイツ、フランスなどの教会オルガンも美しく敬虔な気持ちにさせる音色で聴き耳をたてて聴いた記憶がありますが、ここのオルガンはどちらかというと明るく明快で現代的な音色に感じました。吹き抜けのホールはややライブな傾向に感じられましたが、これもオルガン設計者の意図なのでしょう。
いつもどうり帰ってから当方のシステムで同様のオルガン曲を再生してみました。ドイツやイタリアのオルガンによるバッハの演奏が多いのですが、オルガンは個体や設置環境により音が違います。これを真空管アンプのオーディオシステムで比較しながら聴くのも実に贅沢に感じます。
この無料コンサートは演目、演奏者を変えて定期的に行われていますのでご興味のある方は同館のHPをご参照ください。
まだコメントはありません。