ユーザー訪問(その3)

ASC-3023BAのオーナーで東京にお住まいのY様のお宅にお邪魔してきました。出力管に名管300Bを使用し、内部は全て手配線の本格的な構成の人気機種。マンション最上階のオーディオルームに置かれたスピーカーシステムの超大型の箱はなんと自作されたそうでウーファーは非常にレアなヤマハNS30A-6002。振動板は白いプラスチックフォームの独特の形状。中高域にはJBLのホーン23502328、ドライバーには 2450Jを使われていてプロフェッショナルな香りがプンプンです。CDPはスイスS社製、アナログプレイヤーも使用されジャズを中心にいろいろなジャンルを聞かれているそう。低域から高域までフラットで充実した再生音でコルトレーンやビルエバンスの代表作を聴かせていただきました。今はシンプルな構成でシステムを再構築されている最中とのことで、ラインケーブルにはプロ用をお使いになるなど、お話しているとあまりにもオーディオにお詳しいので伺ったところ、実は以前は音響再生やミキシング関係のお仕事をされていらしたとのこと!確かな聴感とご自分のお好きな音(乾いた音と表現されていました)の方向性を明確にお持ちになり、理想のシステムを構築されながら音楽を楽しまれていらっしゃり羨ましく思いました。このようなプロの方に当方の真空管アンプを気に入っていただき、ご愛聴頂いていていることを嬉しく感じた一日でした。

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