昨年10月に水戸芸術館コンサートホールでの水戸室内管弦楽団の定期演奏会を聴いてきました。同楽団は1990年に誕生し2001年にはヨーロッパ公演で高い評価を受けるなど日本を代表する室内管弦楽団です。今回はフランスから女性指揮者ナタリー・シュトゥッツマンを招き、モーツアルト交響曲25番、プロコフィエフ交響曲1番、ビゼー交響曲ハ短調などを聴かせてもらいました。最前席でしたので指揮者までの距離が20m位で演奏者の指使いも良く見えてビジュアル的にも堪能しました。演目は古典派のモーツアルト、ロマン派・国民楽派のビゼー、近現代のプロコフィエフと18~20世紀と幅広く、それぞれの特徴も楽しめ指揮者と楽団の息もぴったり合い、統制のとれた美しい演奏でした。やなり生の音は新鮮ですし、演奏者、観客と一体となって同じ空間と時間で音楽の感動を共有するのは素晴らしい体験です。オーディオ的には左側に配置された第一バイオリン、第二バイオリンの重なり方や定位、右側に配置されたコントラバス、チェロの低域の音量や定位、左奥に配置されたティンパニーの響き方などオーディオシステムで再生する場合の参考になりました。
同楽団の定期演奏会は随時開催されていますので、ご興味のある方は是非聴かれてはいかがでしょうか。ちなみに当店は水戸市の隣のひたちなか市ですので足を伸ばしていただければ幸いです。
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