定期試聴会5.13の様子、次回6.10予告

去る5.13(土)に定期試聴会を開催しました。まずはセンターの視聴室ではオリジナルの試作真空管式プリアンプ(近日限定販売開始予定)を介して代表的な数種類のアンプの音の傾向の違いを楽しんでいただきました。本試聴会は「真空管って何?」「アンプって何するものなの?」という入門の方からプロ級の方までいらっしゃいますが、今回は後者に近く、皆さんかなり音楽や装置について一家言ある方で、またもやタジタジでした(汗)。

音楽ソースはクラシックではベートーベンの交響曲第7番の第一楽章を再生し、スピーカーにはアルテックの銀箱の他、敢えて小型のビクターSX3を使用しましたが、重低音こそ望めませんがしっかりとオーケストラの輪郭や音色が再生され、職業がら日常的に生演奏をお聴きになっていらっしゃる方からも「これはこれで十分楽しめますね」とのご感想を頂きました。比較的小型スピーカーでも真空管アンプですと中域が充実し音が痩せずに豊かに鳴るのが特徴です。

次にメイン試聴室に移動していただき、大型出力真空管845アンプを2台使用したシステムでお聴きいただきました。ソース側はヤーキンのCDプレイヤーASC-1420CDのデジタル出力をヤーキンのDACのASC-DAC9でアナログ信号に変換し、バランス接続でチャンネルデバイダーに伝送してから上記アンプに接続しています。上の写真はメイン試聴室での休憩時間に談笑されるお客様のご様子です。

ここではジャズではマイルスデービス、キャノンボールアダレイ、ボーカルはヘレンメリル、ナタリーコール、ロックではELP,フリー、ヒュージョンではややレアなヤコブボロのギターを再生しました。いずれもそれぞれの特徴が良く再生され好評でした。お客様が持参されたレアなイタリアのウッドベースと女性ボーカルのコンビの「MUSIC NUDA」というCDも斬新な音楽で録音も良く楽しめました。

今回もご試聴いただきながら、ご参加の方々の間でのご感想やオーディオ談義も大いに盛り上がり、試聴会というよりも音楽鑑賞サロンといった雰囲気で、リラックスして楽しんでいただけたのではと思います。

次回は6/10(土)13-15:00(延長あり)ですので、真空管初体験の方からベテランの方まで楽しんでいただけるよう準備しておきます。

皆様お誘い合わせの上ご来場ください。(準備の都合上、極力事前連絡をお願いします)